『静かな退職』必要以上に働き過ぎない、残業はしない、私生活を大切にする

生活のこと

最近アメリカの若い人達の間で流行っている『quiet quitting(クワイエット クィッティング)』

日本語訳で『静かな退職』と言うそうですが、

最近、TVでも耳にするようになりましたよね。

静かな退職とは、会社を辞めはしないけど在職しながらにして『必要以上に働き過ぎない、残業はしない、私生活を大切にする』を実行すること。

今では日本の若い人で出世したい人は22.4%出世したくない人は77.6%にも及びます。自分の時間が大切で出世すると無駄な責任を負わされるから嫌だという人の意見もありました。

ライフワークバランスが大切な世の中になってきたということですかね。

昔から静かな退職は人に言わないだけで密かに実行していた人も多いかもしれません。


重要視するのはワークライフバランス

コロナ禍以降、在宅勤務などで働き方が多様化した世界。

決められた仕事はするがそれ以外は必要以上に働かない『静かな退職』は、なによりワークライフバランスを重要視する働き方と言えます。

終身雇用も崩壊しつつある日本で、いまやZ世代の若者は仕事への意欲も見いだせないのかもしれません。

給料も上がらない世の中の現状を見つつ、出世をするより自分のプライベートを大切にする動きが出てきたのではないでしょうか。

燃え尽き症候群

1つの物ごとを頑張りすぎて心のエネルギーが燃え尽きてしまう燃え尽き症候群(バーンアウトシンドローム)

精力的に仕事に力を注いできた人が、慢性的なストレスに耐えれなくなり何もする気が起きない、無気力になってしまうケースなどがあります。

燃え尽き症候群の人が多い背景には『仕事=人生』となってしまうことも関係しているのではないでしょうか。定年退職後、何もする気が起きないのもこのことと深く関りがあります。

まじめで有能な人ほど燃え尽き症候群に陥る可能性が高い。

ライフワークバランスを整えることでメンタルヘルスを保つということは重要な課題の一つといえるかもしれません。

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もしも静かな退職ができたなら

必要以上に働くことを止めたとしたら、いいことはたくさんありそうですよね。

・ライフワークバランスがとれ充実しそう
・副業OKな企業が増えれば自分時間に副業だってできる
・趣味で好きなことに費やせる時間ができる
・キャリアアップのための勉強もできる
・家族との時間を大切にできる


就業時間中は必要最低限の仕事をし残業なく帰宅する、自身の私生活は充実しそうです。

また精神的なゆとり、時間のゆとりも生まれ幸福度はアップしそうな気がしますよね。


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でも、現実的には厳しそう

もしも本当に実行できれば自分に対してのメリットはなかなか大きいですが現実的には難しい面も多そうな気がしますよね。

・残業で評価を決める会社も多い
・残業代別途支給なら残業代が入らない
・周囲に助けてもらえなくなるかもしれない
・出世をしたくなっても手遅れになる
・不況の際にはリストラ対象者になるかもしれない


現在の社会においてはかなり割り切り感がないと、これはこれで精神的に辛そう。。

残念ですが、一人で仕事をしているわけではなくしかも日本人は他者の目があるのでかなり冷ややかなものになりそうな気がします。

『静かな退職』をするには仕事をしながらも予め副業や投資などで違う道を作っておくと安心して実行できるかもしれませんね。

最後に

日本ではまだまだ『静かなる退職』は現実問題難しそうですが、コロナ禍で働き方が多様化しました。それに伴い、雇用側と雇用される側で考えにも変化があったのは間違いないでしょう。

いい方向に回転すれば、私生活が充実すれば、おのずと仕事も頑張れる。

静かな退職ができるようになれば、もしかすると人間としての幸福度は上がるかもしれませんよ。


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