ご近所の身寄りのない一人暮らしの高齢者が認知症になったときの対策

生活のこと

こんにちは、ののです。

最近は、一人暮らしの高齢者の方が増えましたね。
みなさんのお住いの地域はいかがですか?
高齢者の認知症で悩んではいませんか?

私のご近所では高齢者の方が年々増えており、また空き家も目立つようになってきました。それに伴い、身寄りのない一人暮らしのお年寄りの方も多くなっています。

そんな中、コロナの影響でしょうか。。

昨年、お隣の一人暮らしの身寄りのない高齢者の方が認知症となりました。

今思えば昨年春頃に症状が表れ、窓の開け閉めが急に激しくなったような気がします。それから秋になり状況が一変し、近隣トラブルへと発展しました。

年々高齢者が増えていくであろう日本、そして今後、単身者が増えていくであろう日本でご近所さんの一人暮らしの高齢者の認知症は今後社会問題として大きく取り上げられていくかもしれません。

そんな、いざという時の対処法をお伝えできればと思います。


高齢者の認知症の割合

総務省統計局の『統計からみた我が国の高齢者』の発表によると2022年65歳以上の高齢者人口は、3627万人となりました。

この数字は総人口に占める割合の29.1%、約3人に1人の割合で65歳以上の高齢者という結果になりました。

また令和元年の厚生労働省の『認知症施策の総合的な推進について』によると、認知症高齢者の数は2012年の時点で全国に約462万人と推計されていました。

またその数から推計すると、2020年には認知症の数およそ602万人、2025年には730万人へ増加し、65歳以上の5人に1人が認知症を発症するとされています。

POINT

・65歳以上の高齢者の割合は2022年では3人に1人
・認知症の割合2025年には推計5人に1人


ご近所の高齢者が認知症かなと思ったら

もしもご近所の一人暮らしのご高齢の方に異変を感じたら・・・。

ご家族と違い近隣住人の場合、認知症の進行状況の確認はかなり難しいものになるでしょう。

ですが、高齢者ご本人と会話ができる場合、会話に違和感がないか言葉を理解しているかなど、受け答えから判断できる部分も少なからずあります。

会話の中でおかしな会話が出てきた場合は荒立てずそっと見守りましょう。

独り言の内容でもわかる時があるよ♪


周囲の人と相談しましょう

ご近所の高齢者の方が認知症と分かったときは周囲の人と情報を共有しましょう。

情報を共有することにより、何かトラブルが起こった時にも素早く対応ができます。

1. 賃貸のマンション・アパート・団地の場合

まずは管理人さんに状況をお伝えしましょう。

状況を知らない管理人さんの場合、急な出来事となると対応が遅れる可能性もあります。

また『ゴミ出しのルールが守れない』『音がうるさい』などのトラブルの原因になるかもしれません。ので、まずは管理人さんにも気に掛けてもらうと共に情報共有をしておきましょう。



2. 一戸建ての借家の場合

一戸建ての賃貸の場合は家の持ち主であるオーナーさんへ連絡を取り状況を伝えましょう。

オーナーさんは家賃が振り込まれていれば、借主に連絡することがほぼないため借主が認知症になっている状況を知りません。

なので、家の持ち主のオーナーさんを探し出し連絡入れておきましょう。

3. 家を購入されている場合

マンションの場合、管理組合と管理会社・管理人さんに報告しましょう。

また一戸建てを購入されている場合、近隣の住人にも状況をお伝えし住人同士で見守るようにしましょう。

買い物に出かけた先で道を忘れてしまうなどあるかもしれません。

近隣住人でサポートできる体制があれば、高齢者の方も安心できるかもしれません。

怖いのは火事

認知症が進むにつれ些細なミスが増えやすくなり、大きな事故につながる可能性があります。

その中でも一番怖いのが『火事』

ガスコンロの火を消し忘れてしまうといった火災は非常に多く、違うことに気を取られてしまうと火を点けていること自体を忘れてしまいます。

また袖口に引火してしまう着衣着火の恐れもあります。

最近ではある一定時間ガスコンロを点けたままにしていると火が消えてくれるコンロも増えましたが、認知症の方が使用しているとも限りません。

タバコの不始末で火事になるケースもあるよ


地域包括支援センターへ連絡

高齢者の状況の確認が取れ、認知症が進んでいそうなら状況に応じ地域の地域包括支援センターへ連絡し相談しましょう。

また自治体により高齢者支援センター』『シニアサポートセンター』と呼ぶところもあります。

高齢者の一人暮らしの場合、周囲で協力しサポートしていても、近隣住人だけでは対応できないことも多いでしょう。また、認知症の高齢者本人が不安に感じていそうなら、早めに連絡をいれてあげましょう。

包括より高齢者のご自宅へ訪問し、必要に応じたサポートを提供してくれます。

身の危険を感じたら警察へ

認知症を患うと思ってもみない行動を起こす場合があります。

わめく、物を投げる、たたくなど、急に症状が現れる場合もあります。

その際、身の危険を感じたらスグに警察へ連絡しましょう。またそこまでの危険を感じていなく余裕がある状態ならば、警察の生活安全課へ相談しましょう。

まとめ

私は昨年約2ヶ月に渡り、お隣の高齢者の認知症に悩まされました。

恐らくコロナが拍車をかけ、ずっと家にこもっていたことも後押ししたのではないかと思います。

昼夜問わず、隣接している壁を叩く、早朝からわめく、玄関ドアを叩きに来るなど、夜寝ることもなかなか難しい状況が続き、身の危険を感じた時には何度も警察に来ていただいていました。

またその当時は包括の存在を知らなかったため、警察から包括へ連絡を入れてもらいました。

その後高齢者の方は包括のケアもあり、ご自身の意志もあり入院され攻撃的ではなくなったそうです。身寄りのない単身のご高齢の方が増えてきたからこそ、地域で気を付けて見守ってあげたいですよね。



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