年金額を知り、漠然とした老後資金の不安から抜け出そう

お金のこと


“いったいいくらあれば老後安心して過ごせるのかな”

私は30代後半くらいからこんな疑問を持つようになりました。

最近では止まることなく物価が上昇し、税金などの値上がりの話もどんどん出ていますよね。

年金額が減ったという話もTVなどでよく耳にしますが、きっと漠然とした老後の不安は誰しもあるんじゃないかなと思います。





1.老後いくら必要かわからない恐怖

ネットでもTVでも『年金が足らないから年金生活が大変』って何回聞いたことか。

70代・80代の人達が年金が厳しいと言うのを目の当たりにするたび『何か手を打たないと』と正直30代後半くらいから焦っていました。

我が家は一体いくら必要なの?


と漠然とした不安しかなかったので、老後について少し真剣に考えるようになったのはこの頃からです。



2.今の生活費の把握

まずは現状の生活に必要な金額を把握することから始めました。

細かい家計簿は私には合わなくつけていなかったので、ざっくりわかるように2-3ヶ月くらいの家計の収支を調べて、大まかな生活費を把握をするようにしました。

毎月必要な額が明確になるとそれだけでも老後いくらお金が必要になるかわかるからです。


3.ねんきんネットを活用しよう

何を言ってもまず一番大切なのは、いくら年金が入ってくるかを調べること

それが分からないと月々いくら足らないのかが計算できないからです。

年に一度誕生日付近になると年金定期便(ハガキや封書)が送られてきますが、詳しく将来のシミュレーションができない。

私もある程度は詳しく調べたかったので “ねんきんネット” を活用することにしました。

ざっくりとでも将来受け取れる年金のシミュレーションができるのでかなり便利だし、ある程度将来の収支が把握できればそれだけでも気持ちが全然違います。


4.年金の85%を目安に

私はその頃 年金=手取 と思っていたので、年金にも税金や保険料が掛かるって知りしょんぼりしました。

年金の金額によっては税金や保険料は変わりますが、大体年金マイナス15%前後ぐらいした金額が手取かなと思っておけばいけるかなという感じになりました。

後は対処方法を考えるだけ♪


5.老後にいくらお金が必要なのかを計算してみた

ざっくり年金も分かった、支出も分かったなら後は計算するだけだったので

年金の手取-必要な生活費=差額分


こんな感じで差額分をまずは算出してみました。

差額分の金額がわかっていれば、あとはここに照準を合わせプラスマイナスを考えるだけだからです。

差額分がマイナスなら老後の生活を考えないといけませんが、プラスなら老後がむしゃらに働くラットレースから抜け出せるし、すっごいプラスなら自由で安泰な老後かな、と。

・2022年日本人の平均寿命は男性が81.47歳、女性は87.57歳です。
・2019年の厚労省の調査によると健康寿命は男性72.14歳、女性74.79歳。
・2040年までにはプラス3歳延伸することを目標にしています。


個人差はありますが80歳頃まではゆるゆる遊べると考えても80歳以降は少しずつ娯楽費が減っていきそうな気はします。

しかしそれに伴い病気やケガなどで入院する可能性もあるので、その辺は少し踏まえておいた方がいいかもしれないと思っています。




6.現状把握は大切なこと

人それぞれ老後必要な額が違うのでなんとなくの不安はずっと付きまといますが、だからこそざっくりでも見える化することが大切です。

お子さんのいる家庭なら今の現状がマイナスでも将来は変わりますし、ライフプランによって都度変更すればいいだけ。

万が一マイナスになっている場合は、プラスになるすべを考えればOK。

『生活費をいくら削らないといけないのか』『どうやったらプラスになるのか』を考えればTVなどで煽るほどの不安は軽減しました。

また副業や不労所得などで収入を増やすのもありかと思います。

・貯金が苦手な人は先取り貯金をする
・資金に余裕があれば積立nisaなどの投資も検討する
・会社だけに頼らない仕組みを考えておく
・趣味兼仕事で考えるのもあり



まとめ

ただ30代後半から年金について考えていても、数年前に発表された老後2000万円問題の時は正直焦りました。

よく見る一般家庭の貯蓄額を見ても2000万円も貯金をしている人が多くなかったので、本当のところどうなんだろうとは思っていました。

先を見すぎるのも良くないのは分かっていますけど、でも早い段階で一度老後について参考程度に計算してみるのもありですよ。

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